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宮島詠士の人と書ー土曜講座

 7月19日まで「宮島詠士・自然自在の書」展を開催中です。この展覧会にあわせて、7月7日午後2時から講師に米沢市上杉博物館学芸主査角屋由美子氏を迎えて「宮島詠士の人と書」と題してご講演いただきました。
 江戸末期から明治維新を経て新時代をむかえ、宮島吉利(一瓢)、宮島誠一郎、宮島詠士(大八・吉亮)の三代のお話、まさに激動の時代を活躍したその足跡をたどりその書風と作品をご紹介いただき、その時代に思いを馳せました。
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 宮島詠士は、5歳で上京、11歳で勝海舟の門下生となり、14歳で清国公使随員黄遵楷について清音を習い中国の張廉卿の書みて感動、21歳で清に渡り入門を果たしました。中国の歴史や文物に親しみ修行研究を重ねました。
 帰国して東京帝国大学、東京外国語学校で教鞭をとりました。中国語の教授と日中親善につくしたいと、恩師勝海舟から扁額を書いてもらい、それにちなんで「詠帰舎」と名付け、自宅に学舎をもうけました。その学舎を拡張して「善隣書院」として、中国語教育と中国を理解する日本人の育成に努めました。
 詠士の墓所は東京の青山墓地にあり、宮島家の菩提寺は米沢市の信光寺です。
 最後に写真をまじえながら、書の特徴の潤筆のにじみ、自然自在の書についてくわしくお話をうかがいました。
その後聴講された方々は展覧会場にいって宮島詠士の書をお話をきいた後だけにより深く鑑賞できました。
貴重なお話をいただきました角屋先生にあらためてお礼申し上げます。
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by ChidoMuseum | 2012-07-07 22:34 | 博物館のとっておき | Comments(0)