映画「おしん」が中国・第22回金鶏百花映画祭で国際映画部門最優秀作品賞受賞

 庄内映画村宇生雅明社長よりうれしいメッセージをいただきましたのでご紹介します。
国際映画部門最優秀賞受賞おめでとうございます。

東映報道用リリース原稿に若干手を加えましたが問題ない原稿なのでそのまま掲載します。国際上の関係で中国にある1万スクリーンでは、今日本の映画の上映がない中での受賞は意義が深いと思います。香港では10月19日から上映します。

 日本人の心、生き方に中国人も感動、涙、大絶賛!!
 テレビ放送60年の歴史において62.9%の最高視聴率記録を誇り、日本中に「おしん」ブームを巻き起こし、世代を越え、国境を越えて世界中の人々の心に深く刻まれている不朽の名作「おしん」。
この橋田壽賀子原作・国民的ドラマ「おしん」の中でも特に人気の高い少女時代に焦点を当てた映画「おしん」が、中国本土最大の映画祭、第22回「金鶏百花映画祭」の国際映画部門最優秀作品賞を受賞! 当部門では08年「おくりびと」が作品賞を受賞。今回の「おしん」はそれを超える最優秀作品賞受賞という日本映画初の快挙です!
 世界68の国と地域で放送されているTVドラマ版「おしん」は中国でも絶大な支持を集めており、日本で最初に放送された翌年の1985年3月から「阿信」(アーシン)として中国語の吹き替えで放送。北京での視聴率は、本国である日本をも上回る脅威の75.9%を記録(NHKアーカイブスより)しています。
 そんな中国でも社会現象を巻き起こした「おしん」の映画化、さらにflumpoolと共に今回の映画主題歌を歌い上げるのは中華圏で凄まじい人気を誇っているMaydayとあって、中国の方々からの事前の注目度も非常に高い中の上映となりました。上映終了後にはご覧頂いた方々から絶賛の嵐!多くの方が感動し、涙を流して下さいました。本作が描く日本人の心や生き方などが映画「おしん」を通して、中国の方々にもしっかり伝わった瞬間でした。
 そして、9月27日に洪山国際影城三号庁(THIRD HALL OF HONGS HAN INTERNATIONAL CINEMA)で行われた授賞式には冨樫森監督が出席。最優秀作品賞が発表されると「30年前、中国でも非常に話題をさらったあの”阿信”が映画になって帰ってきました!」と司会者も大興奮!!客席から拍手喝采のなか冨樫監督は笑顔で壇上へ登壇!!トロフィーを受け取りました!!
 なお、アジア各国をはじめ海外セールスも進行中である映画「おしん」は、当映画祭が初の海外上映。世代を越え、国境を越えてきた「おしん」に相応しく、”新生おしん”が華々しい快挙で世界進出の第一歩を飾りました!
≪金鶏百花映画祭について≫
中国版アカデミー賞としても知られ、中国の映画業界関係者、製作者、そして一般の人々からの投票も含め大賞を決定。参加者約4万人規模という中国本土最大の映画祭である金鶏百花映画祭。邦画では08年「おくりびと」が作品賞、監督賞、主演の本木雅弘が男優賞を受賞。10年「孤高のメス」が外国映画部門優秀賞を受賞。今回の「おしん」は、「おくりびと」を超える最優秀作品賞に輝き、日本映画としては初の受賞。
≪冨樫森監督(鶴岡市出身) コメント≫ 
 「苦労を共にした全てのキャストとスタッフと一緒にこの映えある賞をいただきたいと思います。あの極寒の山形で、親もとを離れて一人で頑張った濱田ここね、この賞はあなたのものです。
 あなた無くして、この映画はできなかった。」

10月12日から全国ロードショ-。
是非みなさまご覧ください。
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by ChidoMuseum | 2013-09-30 08:13 | あれこれメディア情報