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倉 秀人さまからのお手紙

 倉秀人さまからお手紙と「徳の交わり」西郷隆盛と菅實秀 魂のふれ合い・付西郷どんこぼれ話」をお贈りいただきました。子供さん向けにわかりやすく漫画化したものです。
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「木木の緑も深まり、早くも真夏日を記録する暑さが到来しましたが、恙なくお過ごしでしょうか。
私が最初に鶴岡と酒田を訪れたのは平成22年8月の夏の真っ盛りで、2回目の訪問が昨年9月でしたが、おかげさまで菅實秀翁と西郷さんとの交遊を描いた「徳の交わり」が漸く完成し、鹿児島の小中生への配布が始まろうとしています。2回の取材の節には山形の皆様には大変お世話になりまことに有難うございます。また22年の南洲神社参拝取材の折には酷暑にも拘わらず、今は亡き小野寺時雄理事長自らが、書庫内も懇切丁寧に御案内下さったり、西郷さんゆかりの品々をご披露くださり、その内容の充実ぶりと、歴代の「庄内南洲会」の皆様の、西郷さんに対する篤い御心に接して、「鹿児島を凌駕している!」と驚いたことを懐かしく思い出します。あらためて皆々様に心より御礼申しあげます。
 実は、今回の「徳の交わり」を製作するに当たって、私が納得しかねることがひとつありました。
それは、臥牛翁と対座している西郷さんが「腕組み」をしていることで、幼い頃からたくさんの西郷さん関連の書物を読みあさってきた私なりの西郷さん像では、西郷さんは、たとえ相手が年若であっても、またどんな職業・立場の人であろうが、腕組みをしたままの無礼な態度で応対するとは到底考えられません。現に勝海舟は「氷川清話」において、「西郷は、幕府軍を追い詰めた官軍の総参謀であるにもかかわらず、勝利者としての驕りは寸分も無く、ましてや権威を振りかざすこともなく、私との対座の間、ずうっと、拳を膝に置いていた。まことに謙虚で、見上げた男振りであった」と云っています。西郷さんも、きっと「後世の連中が心ない仕草にしてしまって申し訳なか・・・」とお詫びしておられるに違いありませんので、どうかお許しください。私も、臥牛翁ゆかりの方々や山形の人たちに対して誠に申し訳ない気持ちを抱きつつ、差し込みの「西郷どん こぼれ話」を編集させていただきました。
 なにはともあれ、漫画「徳の交わり」で子供たちが、学校では教えないであろう歴史の一コマを知り、ふるさとである山形や鹿児島を愛する気持ちを持ってくれたら有り難いことです。
 私は、いつの日か、昭和17年のスラバヤ沖海戦において撃沈されていた英国駆逐鑑「エンカウンター」の乗組員全員を危険を顧みず救助した山形出身の工藤俊作館長を主人公にした漫画を出版したいと念願していますので勉強してみます。
 梅雨入り間近の天候不順な折柄、くれぐれも、ご自愛専一にお過ごしくださいますように。再見を楽しみにしております。」
ご丁重なお手紙をありがとうございました。「徳の交わり」「西郷どんこぼれ話」は、鹿児島県教育委員会が企画、鹿児島市森博幸市長さまが、「この漫画教材を手にした皆さんには西郷と菅の交わりにふれることで、真の友情とは何か、それはどのようにしてはぐくむことができるのか、考えたり話し合ったりする中で郷土の優れた先人たちのものの見方や考え方を学んでいただきたいと思います。そして鹿児島はもとより日本や世界のために役立つ人に成長されることを期待しています」というメッセージをおくられました。
 当館では、「徳の交わり」48頁 付「西郷どんこぼれ話」10頁を、定価500円税別で頒布致します。ご希望の方は当館まで。
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by ChidoMuseum | 2014-06-08 11:28 | あれこれメディア情報 | Comments(0)