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刻文付有孔石斧(中国名:刻文付石鉞)縄文時代中期寄贈さる

 昭和41年(1966)、当時羽黒中学校教諭であった梅本成視氏が郷土研究部を率いて地域の遺跡を表面採集や小発掘をしていて、中川代遺跡で掘り起こした遺物で、梅本氏が長く自宅に保管していました。
 平成6年(1994)梅本氏が自宅に私設酒田考古資料館を開設するにあたり、玉川学園大学浅川利一氏を招聘、浅川氏が本資料を実見、重要性を指摘、翌平成7年7月28日の新聞に大きく取り上げられ話題となりました。
 その後出土地の確認や同伴の土器、縄文時代大陸との交流などの本資料に関わる問題の解明・研究が実証的な分析をふまえて行われました。その成果として浅川利一・安孫子昭二編著「縄文時代の渡来文化ー刻文付有孔石斧とその周辺ー」(2002年雄山閣)という研究論文が刊行され、全国に注目される資料となりました。
 また、中国の言語学者である李国棟氏(広島大学教授・中国貴州大学教授)が本資料を「刻文付石鉞」として取り上げ、それまではっきりしなかった本資料の由来と刻文の意味が具体的に論究されました。
 平成28年4月に梅本氏より、地域の方々、全国の方々、多くの皆様に見ていただき保管いただきたいという申し入れがあり、本日5月13日の本資料関連の土器を一括でご寄贈いただきました。

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 ◎付着した土の成分分析から中川代遺跡から出土と確認
 ◎縄文時代中期中葉の大木8a土器に伴ったもの
 ◎形・厚さ・石質・孔の開け方が、古代中国と類似
 ◎縄文時代の渡来物の出土例多数ある。遊佐町三崎山遺跡の青銅刀(縄文後期)等
 ◎甲骨文字風刻文は、「之」と「生」の合体字
 ◎「之越而生」良渚国の亡命者が身分証明書として刻字、携えたもの(李国棟)
 ◎古代中国大汶口文化(BC4100~2600黄河下流域)、良渚文化(BC3400~      
  2250長江デルタ)のもの
 ◎大陸からの渡来遺物が縄文時代中期の遺跡から出土
 縄文時代に渡来文化、大陸の文化が入っていたという貴重な資料である刻文付有孔石斧等を大切に保管するとともに、当館として6月より公開してまいります。下記写真は梅本ご夫妻


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by ChidoMuseum | 2016-05-13 16:05 | 博物館のとっておき | Comments(0)