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駒澤大学所蔵コレクション展「禅 ZEN ~描かれた禅の世界~

 東京都世田谷区にある駒澤大学。その始まりは戦国時代までさかのぼります。
 文禄元年(1592)、禅の実践と仏教の研究、漢学の振興を目的として水道橋にあった禅寺・吉祥寺に学林が設立されました。
 その後、学林は「旋檀林」と命名され、明治時代以降には曹洞宗大学林専門学本校や曹洞宗大学などと変遷し、大正14年(1925)に現在の「駒澤大学」と改称しました。
 設立から400年余りの伝統を受け継いでいます。構内には、開校120周年を記念して開設された禅文化歴史博物館があり、禅の文化と歴史を伝える展示を行っています。
 本展では、駒澤大学が所蔵する禅画の中から、タテヨコ約2m余りに及ぶ大涅槃図をはじめ、白隠慧鶴や仙厓義梵など著名な禅僧たちが描いた禅画27点を一堂に展覧紹介いたします。
大涅槃図の解説
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仙崖義梵 画賛 虎渓三笑図
仙崖(1750~1837)は江戸時代後期の臨済宗の禅僧。白隠慧鶴とともに臨済宗の近世禅画の代表者である。
虎渓三笑図とは中国東晋時代の逸話に基づくもの。中国での浄土教開祖の慧遠(334~416)は、廬山に東林寺を建て念仏による阿弥陀浄土への往生を祈願する浄土思想深めていた。30余年間、山を出ることなく、来客を送る際は精舎の下で虎渓という谷川のところで足をとめ、そこを渡ることをしない戒律を守っていたところがある日、慧遠を訪ねてきた陶淵明(詩人)と陸修静(道士)を見送って同道していると、つい清談にふけってしまい、いつのまにか虎渓に架かる石橋を渡ってしまった。それに気づいた三人は大いに笑い合ったという。
(賛)
なに笑ふ喫ハぬ望ハ朝夕に こゆるもや春き谷の岩橋  印(印文「仙崖」)
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記念講演「禅と地域社会」駒澤大学学長 廣瀬良弘氏 
日時:6月11日(土)14時~16時 
会場:東北公益文科大学鶴岡キャンパス東北公益文科大学大学院ホール(致道博物館向かい)
その他:120名 資料代300円
廣瀬良弘氏:駒澤大学学長・文学博士・日本歴史学者・横浜 寿徳寺住職・1947年生

ギャラリートーク 駒澤大学禅文化歴史博物館学芸員 塚田 博氏
日時:6月18日(土)14時~15時
会場:当館展示場
その他:無料、但し入館料要
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by ChidoMuseum | 2016-06-03 18:36 | 展覧会 | Comments(0)