「表具師と文化財修復ー世界に広がる日本の技」

8月6日(土)14:00から16:00まで「表具師と文化財修復ー世界に広がる日本の技と題して杉山恵助東北芸術工科大学准教授から講演をしていただきました。
表具と修復の技の素晴らしい技術、技を実感いたしました..
杉山恵助東北芸術工科大学文化財保存修復学科准教授兼文化財保存修復センター研究員
鶴岡市出身。東京学芸大学文化財科学専攻卒業。1997年株式会社宇佐美松鶴堂入社、東洋絵画及び書跡の国指定文化財修理に携わる。」2003年にはスミソニアン博物館フリーアー&サックラー美術館に交換研修研究員として、2007年より大英博物館保存修復科学部東洋絵画修理部門平山スタジオとして勤務。博物館における日本絵画や東洋絵画コレクションの包括的な保存管理を業務とするほか、博物館内外で講演やワークショップをおこない、日本の修理技術の伝承に力をいれた。2015年より東北芸術工科大学に勤務、英国保存修復学会認定会員。

研究テーマ:大學に於いて伝統技術とコンサベーションの融合を図り、修復に関する知識と技術のほか、作品の状況調査やその記録の大切さを伝える。また海外に於いて紙資料保存修復家向けにワークショップを行い、日本の表装技術を広める。表具技術の変遷と表具情報の活用に取り組む。

1.紙と糊の文化 和紙 新糊と古糊
 おすすめ映画 「鴛鴦歌合戦」マキノ正博監督(1939年作品)
        「近松物語」溝口健二監督(1954年作品)
        「才女気質」中平康監督(1959年作品)
 
2. 表具 表具技術、掛け軸の構造、日本絵構造構造

3. 表具師⇒修復士⇒大學教員 日本の表具技術は世界のスタンダード

4. 表具の未来 文化財を後世に伝えるためには  材料・道具・技術の継承


by ChidoMuseum | 2022-08-07 15:47 | 講座・教室