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カテゴリ:展覧会( 138 )

天下の名品重要文化財藤四郎吉光、30年ぶり展示の重要文化財見返り元重、信長公拝領の国宝真光拵え、酒井大井戸茶碗

8月22日より9月28日まで出羽庄内酒井家の遺宝展が始まります。
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重要文化財 短刀 信濃藤四郎吉光、
「吉光、江の義弘、正宗」は名物三作と称さる。さすが短刀の名手吉光、いつみても名品は心安まり気持ちいい。
刀剣乱舞のゲームでは骨喰藤四郎吉光がすごい人気とか、あやかりたい。

重要刀剣 刀 無銘 伝 為遠(備前為遠。大磨上)
重要刀剣 太刀 銘 一  備前国〇〇住人左兵衛尉助次 延慶三年三月日 
        金象嵌銘 袖の雪
槍 瓶通し槍 銘三条吉広
国宝 真光拵え(織田信長公から拝領)
重要文化財 見返り元重 銘 備前長船住元重 (30年ぶりのお里帰り展示!9月1日から)
見返り元重 拵え 鷲田光中花押印 庄内突兵拵え
短刀 武州正秀(9代酒井忠徳公作刀) 
重要文化財 総覆輪三十二間阿古陀形兜
山形県文化財 朱塗黒糸威二枚胴具足(酒井忠次) 朱塗色々威二枚胴具足(酒井家次)
鐔 船田一琴 桂野赤文 木村安定 池田一次 渡部在哉庄内金工匠等の8点
重要美術品 大井戸茶碗 銘 酒井
鶴岡市文化財 琵琶 銘 武蔵野 
琴 筑紫琴 銘 宮鶴
書 重要文化財 「潮音堂」など多数

新作名刀展では、今年は若い女性層が熱心に鑑賞されている姿が多く見うけられました。
新作の目録はとっくに売り切れ、また刀の参考図書も完売しました。
また
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米沢上杉博物館の9月19日から『米澤藩医家の系譜』展のパンフに、特別展示として
『刀剣人気の高まりに応えて2振の刀剣を特別に展示します』銘吉光(五虎退吉光)と重要文化財太刀銘一(姫鶴一文字)を特別に展示しますとありました。拝見したいと思います。
ゲームアニメから始まって本当刀剣人気なのですね。
皆さまの御来館をお待ちいたしております。

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by ChidoMuseum | 2015-08-21 18:57 | 展覧会 | Comments(0)

新作名刀展

8月1日から20日まで鶴岡市・(公財)致道博物館で開催中の新作名刀展、今年は例年になく若い女性が鑑賞されております。

いまや若い女性の間では刀剣女子とか、「刀剣乱舞」等のゲームがきっかけで全国で鑑賞されているようです。
下記写真は、話題の三日月宗近、加州清光、和泉守兼定、長曽根虎徹、燭台切光忠のストーリーの漫画。
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新作名刀展の作品集もとっくに売り切れ、本部にも在庫はないと聞きました。

8月20日までありますので、どうぞ刀剣女子はじめ大勢の皆さまのご来館をお待ちいたしております。
 この後は出羽庄内藩酒井家の遺宝展(8月22日~9月28日まで)で、重要文化財藤四郎吉光はじめ刀剣の展示もいたします。最も見どころは、重要文化財見返り元重のお里帰り展示です。昭和61年盗難にあい、了解をだして、昨年大阪のコレクターが苦労されて前所有者から買い上げていただき元重の公開の運びとなりました。(国指定の文化財盗られて知る、時効制度や善意の第三者制度の不条理さ、外国を見習ってほしい。)
 初めての公開はお里である鶴岡で、元所有者故酒井忠明名誉館長も天上で喜ばれていることでしょう。展示はなんと35年ぶりになり、いま文化庁に申請手続き中です。重要文化財の公開期間の制限があり、9月からの展示になるとおもいますが、是非ご期待ください。


日本刀は、その美しい姿、地鉄の鍛え肌、刃文の変化など、
その神秘的な芸術性・精神性から古今東西を通じて高く評価され、多くの人々を魅了しています。

日本刀は古来より武器としての用途以外に、信仰、儀礼、装飾、そして他の美術工芸品にさきがけて鑑賞の対象としての役割をもってきました。
 刀は、単なる武器を超えた存在として神聖なものとされ、しばしば信仰の対象となりました。刀剣を御神体としている神社に、名古屋の熱田神宮、奈良の石上神宮などがありますが、神の日常の道具としての刀剣を御神宝とし、祈願のため奉納して参りました。また、刀剣のもつ霊力に加護を期待し、源家の髭切、平家の 小烏丸など、将軍家や大名家などにも家督の象徴として多く見られるところであります。
儀杖としての刀剣はまさに権威の象徴としての性格をもち、節刀を賜ることは朝廷から全権を委任されたことを意味しました。近世にあっては、大名、旗本が将軍家へ献上し、また将軍家より下賜され、藩主から臣下への下賜も同じく儀礼的贈答に用いられてきました。
 このように、日本刀に武器としてではない用途役割が存在したことは日本文化の特色であり、このことが、古名刀が後世に大切に伝え続けられた所以であると考えています。私たちは刀剣文化とともに、この刀剣を日本の文化遺産として後世に伝え次代が引き継ぐ文化財とし大切にしたいと思います
 
 「梅干と日本刀」樋口清之著に
 「土木工法に優るとも劣らない日本の技術に「鉄」の技術、つまり刀の技術がある。
鎖国を解いて、日本の文化が世界に紹介されはじめてから、西洋人が驚嘆したものに、浮世絵の技法とこの刀の技法がある。
 浮世絵が西洋の近代絵画の幕開けに大きな影響をもたらしたことは有名だが、刀のほうは、そうはいかなかった。 西洋の科学は分析科学だから当然日本の刀を持ち帰って分析した。その結果、刀の鉄の成分などはわかったが、ついにおなじものを作ることはできなかったのである。わずかに、正宗の名刀にモリブデン鋼が含まれていることをドイツ人が知り、それを、日本ではゾリンゲンとして知られる、剃刀に混入して、研いで使えるようにすることぐらいが、刃物としては日本の刀に一番近い応用であった。 
 日本の刀の造りは、ついに世界の人々が真似できなかったのである。」とあります。

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by ChidoMuseum | 2015-08-14 18:29 | 展覧会 | Comments(1)

現代の刀工と刀職・新作名刀展

(公財)日本美術刀剣保存協会と(公財)致道博物館が主催して8月1日より20日まで現代の刀工と刀職・新作名刀展を開催いたしております。
 日本美術刀剣保存協会・刀剣博物館が主催した平成27年度新作名刀展と、平成26年度研磨・外装技術発表会に出品された日本刀と刀装を展示しております。
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「高松宮記念賞再開にあたって」
「本年の新作名刀展から高松宮記念賞が再開されました。
 再開第1回目の受賞者は、広島県在住の久保善博刀匠です。
 栄えあるこの賞は昭和48年の第9回新作名刀展から高松宮賞としてその歴史を歩み始めています。
光輝ある第1回の受賞者は吉原義人刀匠でした。
歴代の受賞者は以下の方々となります。
月山清刀匠、小澤岩造刀匠、河内道雄刀匠、上林勇二刀匠、大野三男刀匠、山口武刀匠、高橋次男刀匠、宗勉刀匠、三上孝徳刀匠、宮入恵刀匠、尾川邦彦刀匠、吉原義一刀匠・尾川光敏刀匠・宗正敏刀匠・松田周二刀匠。
 まさに現在の作刀界を担う錚々たる方々です。受賞にあたっては、記念賞の銀杯に受賞年度と氏名が刻され、受賞者には銀盤が毎年授与されます。未来永劫、受賞の誉れは伝えられることとなるでしょう。」
 
 8月1日午後1時から5時まで、第7回有志の会鑑賞大会を東京第一ホテル鶴岡で新作名刀展の初日にあわせ開催いたし、刀剣40振、鐔32の出品され、130名の皆さまが手にとって鑑賞、盛況でした。その流れで本展にも多くの方々から鑑賞していただきました。
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 今刀剣ブームといわれ、特に刀剣乱舞等のゲームの影響で若い女性のファンが多くなったそうです。上林刀匠、このブームの人気刀匠にあやかって上林恒平三日月宗近に改名?しょうかとか?(^_^)/~
是非当館にも大勢の皆さまからおいでいただきたいものと願っています。
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現代の刀工と刀職の匠の技をご堪能下さい。
上林刀匠の実演は8日9日行っています。
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by ChidoMuseum | 2015-08-04 17:17 | 展覧会 | Comments(0)

第101回白土会展

7月18日(土)から7月29日(水)まで新庄市を中心とする美術団体白土会の
第101回白土会展を開催しました。
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安孫子昭先生はじめ伝統ある白土会の皆さまの油絵・版画・彫刻など出品の大作、壮観です。
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by ChidoMuseum | 2015-07-15 14:21 | 展覧会 | Comments(0)

版画家小松章三展好評開催中

6月20日から7月16日まで版画家小松章三展を開催しております。皆さまのお越しをお待ち申しております。
1963年武蔵野美大卒、モダンアート展新人賞をかわきりに、シェル美術賞など受賞、アメリカ
のシアトルやサンフランシスコ、パリなど海外や東京・福島・浦和など各地で展覧会を開催し活躍されました。
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「小松章三は只今旅行中です。檸檬館の思い出をいっぱいリュックに詰め込んで安曇野あたりの爽緑の丘でドッコイショとしゃがみこんでるような気がします。」前にNHKギャラリーでこの遺作素描展を開催した奥様の小松敏子さまの言葉が印象深くのこりました。
 初日の6月20日午後2時から当館佐藤学芸員がうまく引き出し役、聞き手となって奥様の小松敏子さまと対談 ギャラリートークを開催しました。
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    左が奥様小松敏子さま、右聞き手当館佐藤学芸員。
個性的なエロスを醸し出す作風の版画に思い出の数々、東京とか旅行してもマンホールとか まる、しかくのところを歩くと主人の絵を思い浮かべるなど、なかなか伺うことができないお話しをお聞きしました。
 LEDのスポットライトに浮かぶ作品、皆さまはどうお感じになられるでしょうか。

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by ChidoMuseum | 2015-06-20 18:39 | 展覧会 | Comments(0)

先賢の書

5月22日から6月18日まで「先賢の書」展を開催いたしております。
[一休、沢庵、隠元、仏頂、慈雲、老卵]僧の書、[伊藤仁斎、室鳩巣、細井広沢、荻生徂徠、伊藤東涯、太宰春台、亀田鵬斎、佐藤一斎、藤田東湖、佐久間象山]儒者の書、[本居宣長、平田篤胤、鈴木重胤]国学者の書、事蹟を辿りながら社会に大きな影をあたえた先賢の書をご清鑑ください。当展開催にあたり、ご出品ご協力いただきました山形美術館、本間美術館、克念社、慈光明院の関係各位に厚くお礼を申し上げます。
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by ChidoMuseum | 2015-05-26 11:52 | 展覧会 | Comments(0)

美の精華展 漆芸家玉井信・洋画家遠藤賢太郎と武田敏雄展

漆芸家玉井信、洋画家遠藤賢太郎と武田敏雄の県内在住の3人の楽しいアート倶楽部の迫力ある作品展を4月25日(土)から5月20日(水)まで開催しております。
玉井信氏は、乾漆、蒔絵、螺鈿など数多くの立体作品の製作に取り組まれ、洗練されたデザインと熟達した技で東北を代表する伝統漆工芸作家として活躍されておられます。
山形大学名誉教授の遠藤賢太郎氏は、透明感ある青色”遠藤ブルー”を基調にした色彩豊かで魅力的な作風で、国画会会員として長年に亘り「光」を課題に山形の風土を探究しつづけておられます。
日展で2度特選に輝き、審査員を経て会員に推挙された武田敏雄氏は、雪を頂く故郷の山々を描きつづけられ、独特の技法を確立、見る者を圧倒する作品群により、山形県を代表する文化賞、平成25年度斎藤茂吉文化賞を受賞されました。
青葉美しく輝く季節に 楽しいアート倶楽部「きずな」の美の競演をご堪能ください。
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玉井信「平等院菩薩像 3・11にささげる」



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by ChidoMuseum | 2015-04-30 18:06 | 展覧会 | Comments(0)

3月1日より鶴岡雛物語

北国が待ち望んだいよいよ春到来です。
3月1日より4月5日まで春の季節を実感する「鶴岡雛物語」を開催します。
 致道博物館では、旧庄内藩主酒井家や旧家伝来の雛人形と雛道具、鶴岡独特の雛菓子、川内コレクション極小の雛や雛道具も特別展示します。
 川内コレクション極小の雛や雛道具は圧巻です。是非御覧ください。
下写真は川内コレクションの将棋盤、50円玉と比べてください。よくこれだけの細かい細工がと感嘆するばかり。                             
 
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上は酒井家有職雛、下はお菓子の牡丹の花(住吉屋 作)
                                                                   

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by ChidoMuseum | 2015-02-28 16:51 | 展覧会 | Comments(1)

犬塚甘古・一瓢「書と刻字」展

1月16日より2月17日まで犬塚甘古・一瓢「書と刻字」展を開催いたします。
隷書を能くした甘古と刻字を多く遺した一瓢、会場で御覧いただくとお二人の書の魅力に圧倒されます。
 犬塚甘古には、夏目漱石「坊ちゃん」にでてくる漢学の先生や博物の先生のモデル説があります。漱石先生にお聞きしないと定かではありませんが。
 しばらく止宿したこともある甘古の長女清井の嫁ぎ先杉村正謙(鶴岡出身、戸山脳病院創設者、警視庁警部)の近所に夏目漱石宅があり交流もあったと聞いています。その病院を継いだ杉村 幹(警視庁第一部長・「警視庁物語」「脳病院風景」等著書多数)の兄弟が、杉村 惇(洋画家・日展参与、東北大学教授・宮城教育大学教授・仙台市名誉市民)杉村顕道(宮城県教育文化功労者・作家「怪談」・宮城芸術協会理事長)です。
また、夏目漱石が松山中学に教師となるのは明治28年、甘古は明治29年(1896)で1年ずれますが、交流はあったこと等と、推測すると面白いものです。
 甘古は、長子犬塚一瓢に家督を継がせ上京、洋画家高橋由一に師事洋画を学び、その後福島で福島師範、福島中学、郡山中学で教師を務める傍ら古器物研究会を立ち上げ、奥羽人類学会の委員としても活躍します。福島中学の横地校長が松山中学校長となると、松山中学へ転任します。その後32年(1899)岡崎に移って愛知第二師範の教諭として赴任しております。岡崎転任後も松山市北野廃寺跡の調査に活躍します。なお書道教師としての隷書は有名で、松山在任中 の筆蹟遺影が当時の松中同僚数学教師渡部氏の「政和先生略伝」中に「自反而縮千萬人吾往、甘古居士書」として記載されています。
「あの瀬戸物はどこでできるのだと博物の教師に聞いたら」「漢学の先生に、なぜあんなまずいものを麗々と懸けておくんですと尋ねたところ」という表現で「坊ちゃん」にでてきます。まさに甘古は、博物の先生であり漢学の先生でありました。遊歴中岐阜多治見市の旅宿で大正元年9月24日客死、享年75歳、夫人の墓所岡崎市大泉寺東方共同墓地に愛犬ジョン(如雲)の墓碑と甘古院研照の法名で葬られました。著書「日本国分史」「考古資料手記図譜」2巻、「会津磐梯山噴火報告」、その他。

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犬塚甘古の絵画「王陽明の図」賛:黒崎研堂 大正元年作 



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by ChidoMuseum | 2015-01-15 19:44 | 展覧会 | Comments(0)

寒蘭展はじまる

 11月17日(月)より24日(月)まで鶴岡東洋蘭同好会による恒例の寒蘭展がひらかれています。
 華やかな容姿が特徴の洋蘭に対し、原種のもつ自然味と高潔な気品、わびさびを感じさせるたたずまいを備える東洋蘭。日本をはじめ中国、台湾、韓国などに自生する蘭のことを洋蘭に対して一般に東洋蘭と呼びます。また古典園芸植物といわれており古い伝統を受け継いできている植物なのです。
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東洋蘭にはたくさんの種類があり、1年中花を楽しむことが出来ます。それだけでなく清らかな香り様々な葉模様、優雅な気品と限りない魅力があります。とりわけ、10月から12月の寒い時期に開花するカンラン(寒蘭)は、「花良し、匂い良し、葉芸良し」と三拍子揃った野生蘭の王様です。
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by ChidoMuseum | 2014-11-17 10:39 | 展覧会 | Comments(0)