致道ブログ

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カテゴリ:博物館のとっておき( 149 )

杉村惇「最上川五月」絵画をご寄贈いただきました。

 1月16日午後1時から、杉村 惇画伯のご遺族、杉村 豊様よりご寄贈いただいたもので杉村 豊様、杉村 翠様、土方正士さまからお越しいただき、「最上川と月山」の絵画の贈呈式がおこなわれました。杉村惇画伯は、日展評議員、審査員、参与など歴任、東北大学教授、宮城教育大学教授として活躍され、仙台市名誉市民、平成13年逝去、平成26年11月には塩竃市杉村惇美術館が開館し、その名誉館長には染色作家杉村 豊氏が就任されました。両親が鶴岡、当館犬塚幹士理事と縁戚という縁が深く、今開催中の「犬塚甘古・一瓢」展にあわせて運びとなりました。いったん当館に收藏し、3月上旬から1ヶ月間塩竃市杉村惇美術館で開催される特別展に出品されます。
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塩竈市杉村惇美術館名誉館長杉村 豊氏と寄贈絵画「最上川五月」
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by ChidoMuseum | 2015-01-17 15:34 | 博物館のとっておき | Comments(0)

「絵画史料にみる庄内」展のギャラリートーク

10月5日(日)と19日(日) 「絵画史料にみる庄内」展のギャラリートークを行いました。両日とも午後2時から30分程、美術展覧会場にて当館菅原義勝学芸員によるギャラリートークを行ない好評を博しました。
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by ChidoMuseum | 2014-10-20 14:47 | 博物館のとっておき | Comments(0)

佐々木曜展はじまる

8月22日から佐々木曜展がはじまりました。佐々木曜画伯は、1941年生、東京都在住で、山田慎吾、高山辰雄に師事、日展会員で審査員を歴任されておられます。
 本日初日ということで佐々木先生がおいでになりました。福島大学本間志保さん、帯広大谷短期大学太田有利沙さん、東北芸術工科大学林真理さんの3名がちょうど8月18日から23日まで当館で学芸員実習中で、佐々木曜展展示作業をカリキュラムのなかでおこなったので、佐々木先生から特別にアーティストトークをしていただきました。
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 佐々木画伯は、この展覧会にあたり「絵のこと、曜のこと」というごく限定の冊子を自らつくられ、そのなかで:
「日本画」
日本画は描くのに手間がかかるし、思ったように描けません。一度描いたものを描きなおすことも出来ません。どうしても跡が残ってしまいます。そんなことで日本画を描くには、はじめに十分に案を練ります。下図を作り推敲し、構図を決め、色も決めてそれから取りかかります。途中で気分が変わり変更ということはないのです。初めから最後まで確固とした意志をもって描きます。一時の感情で描き始めることはまずしないのです。油絵の作家と、日本画の作家は、脳みその構造が全く違うように感じてなりません。
「鹿」150号  鹿に限らず馬でも牛でも猫でさえ、なぜあんなに歩く姿が美しいのだろう。鹿の場合は立っているだけで美しい。凜とした姿は一刻一刻を充実させていないと出来ない芸当だ。だらだらと歩いている私からは崇高さとしか映らない。
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「河」40P
山の斜面がじかに川に落ち込んでいる。岸辺がない。水の流れは渦を巻くが音はない。水が流れているというより、川が動いている。とうとうと流れる川のすごさ。最上川の印象である。
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「海」」150F(下記写真右)
水平線があるためにその上10cmくらいは遠い空に感じます。海のところはやはり水平線があるため海に感ずるわけです。この広い画面のなかで海を表現しているのは水平線だけ、またはその前後20cm足らずのところだけです。もちろん海の深さを感じるように色を何回も何回も重ねて描いて、深みをだしていますが、波を描くなど海らしい説明は全くしていません。同じように顔や手の周りはそこだけ見ると空でもないし雲でも無い空間です。そのなんでもない空間がこの絵の大部分をしめています。よく見ると雲のようであり、また風でもない、ただの絵の具のむらに見えます。そのむらが、空間に動きをもたらしてくれています。
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「希望」150F(上記写真左)
宝くじに当たりたいという希望ではないのです。この人物はいうなれば女神様みたいな存在、それは少し神に悪いから、せめて神様の化身なの?と感じるものにしたいのです。不純さも感じない、といっても甘いもすいもわきまえている、そんな姿を描きたいと思っていた作品です。

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「春来る」55変

 
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「鯛」20F
当館では平成15年特別展「游の会 飛翔する12人のアーティスト」でご出品いただき、静謐な画面の中に強靱な意志を感じさせる作品を鑑賞することができました。本展では、人物風景静物をモチーフとした幻想的な佐々木曜の世界をご紹介します。
「日本画の制作実演」講師佐々木 曜先生によるギャラリートーク「列品解説」 (13:30~14:30 )とワークショップ(14:40~16:00 )を予定いたしております。
 上記作品の他、「黄葉」150F「雲」150F「桜」150F「野」150F「花」120F「桜樹」6曲1双「桜」100F「花影」50P「星の夜」40F「松風」50P「橋」40P「森林」30変「山頂湖」50F「宇」100P「2つの橋」25F「緑野」20M「静夜」20P 素晴らしい幻想的な作品を展示いたしております。
 9月24日まで開催中です。みなさまのご来館をお待ち申し上げております。
 
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by ChidoMuseum | 2014-08-22 18:16 | 博物館のとっておき | Comments(0)

上林恒平刀匠の実演ー新作名刀展

新作名刀展は8月20日まで開催中です。
鶴岡出身の上林刀匠は
この名刀展をより皆様に楽しんでいただくために
期間中、土曜日、日曜日を中心に銘切り実演を行っております。
作ることが大好きな
その道一筋の鶴岡出身の刀匠
山形県無形文化財保持者であり
今回の新作名刀展には無鑑査、出品されてます。
質問等もお答えいただけます。
是非新作名刀展へおこしください。
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8月9日 上林恒平刀匠の実演をしているところの写真です。
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by ChidoMuseum | 2014-08-09 19:23 | 博物館のとっておき | Comments(0)

土曜講座「土偶~縄文時代の土人形」

 8月9日午後2時から山形県埋蔵文化財センター・日本考古学協会会員の阿部明彦先生を講師に迎え、「土偶~縄文時代の土人形」と題して土曜講座を開催しました。
 国宝・縄文の女神・・・縄文時代の重要な信仰的遺物の土偶、どんな用途、目的があったのだろうか!
実物資料を使いながらお話し・・・
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致道博物館の充実した地元資料のご紹介をします。
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この土偶頭部は、大正年間に酒井忠純(旧第14代庄内藩主酒井忠宝の子)と犬塚一瓢(荘内藩士犬塚又兵の子)が鶴岡市岡山遺跡で採集したものです。採集したことを喜んで現地で祝杯をあげたという逸話が残っています。縄文時代晩期の土偶と違って、写実的で、おおらかな中にも必死の祈りが感じられます。
鶴岡市岡山遺跡出土  土偶(頭部) 縄文時代中期
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鶴岡市岡山遺跡出土  土偶(頭部) 縄文時代中期
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鶴岡市谷定遺跡出土  土偶(頭部) 縄文時代後期
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鶴岡市羽黒町高森遺跡出土 土偶(頭部) 縄文時代後期
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遊佐町杉沢遺跡出土 土偶(模造) 源資料・奈良国立博物館蔵  縄文時代晩期
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鶴岡市羽黒町玉川遺跡出土 土偶(頭部) 縄文時代中期

土偶とは、縄文時代に粘土をこねて人体をかたどって作られた素焼きの土人形
最古の土偶は、三重県粥見井尻遺跡出土の土偶:1万2千年~1万1千年前(縄文草創期)のもの
土偶の表現 土偶は成熟した女性像をモデルとして作られた精霊(依り代:神)
土偶の分布 北海道から九州(中心は東日本)、西日本は極めて少ない。
顔がない土偶
顔の表現よりも新しい命を生み出す力=成熟した女性の身体的特徴を表現することで人々の願いを託した?
などなど興味つきないお話しを講座室はいっぱいの受講者の皆さんは熱心に聞きいっていました。
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by ChidoMuseum | 2014-08-09 18:38 | 博物館のとっておき | Comments(0)

ミュージアムハンター 夏休み企画

 
8月3日午後夏休み子どもミュージアム企画ミュージアムハンターを開催、
10組二十数名の参加がありました。
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少し問題がむずかしかったかも?しれません。
博物資料をヒントに答えていく、、、、
でも面白かったという感想よせられました。
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記念として記念撮影したカレンダーを贈呈・・・
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by ChidoMuseum | 2014-08-03 19:39 | 博物館のとっておき | Comments(0)

ギャラリートーク 国宝太刀信房作と国宝太刀真光展によせて

 7月12日午後2時から、当館本間豊学芸部長
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菅原義勝学芸員によるギャラリートークをおこないました。
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先週7月5日の1回目に続き、2回目のギャラリートークを開催。
 国宝太刀銘信房作、国宝太刀銘真光、重要文化財短刀銘吉光、太刀銘長光、太刀銘袖の雪、槍銘三条吉広、県指定正保庄内絵図、長篠合戦絵図、重要文化財「潮音堂」、重要美術品徂徠先生答問書、西郷隆盛書「敬天愛人」など 見どころ 満々載 展覧会の当館の デステネーションキャンペーン記念の特別展
ギャラリートーク、時代背景をふくめ熱い二人のお話しに、30名の方々はうなづきながら熱心に聴講していただきました。ありがとうございました。
この特別展も今月17日まで、残り展示期間わずかとなりました。
まだの方は、万障お繰り合わせ、是非ご覧いただきたいものとお願いします。
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by ChidoMuseum | 2014-07-12 16:51 | 博物館のとっておき | Comments(0)

長篠合戦の旗、合戦絵図

「国宝太刀信房作と国宝太刀銘真光」展には、長篠合戦絵図(陣立図)、瓢箪抜忍轡や長篠合戦使用旗なども展示されています。
長篠合戦は武田勝頼と織田信長との戦いです。
奥平貞能、信晶父子は武田に属していたが、天正元年6月武田に背き、徳川に降りました。
家康は奥平父子に長篠城を守らせましたが、武田は奥平の謀反を憤り、激しくせめたてました。
家康は信長の加勢とともに武田と対峙します。
5月20日夜信長の本陣極楽寺山に家康はじめ柴田勝家、佐久間信盛など諸将残らず集まり、軍評定がおこなわれました。家康は「我が家人酒井忠次を召し了見をお尋ねください」と述べ、信長「尤なり」と直ちに忠次を呼び尋ねました。忠次は「勝頼、有海原へ打ちいでた上は、歩兵をもって大野川を上り、鳶巣山における勝頼が附城の留守を乗っ取るにおいては、長篠城の兵は勢いを得て、勝頼の士卒は戦気を失うことになるでしょう」。これはあらかじめ家康が忠次の意見を聞いてそれを信長の面前で披露させたことでした。
しかし、それを聞くと、信長は、呵々と打ち笑い、「いかに酒井、さような忍び取り、かまり(忍びの斥候)の業はその方が参州で百騎2百騎の競り合いになすことである。武田との合戦においては、そのような小策は存じよらない事である、酒井が三河にての軍の勝手をだしたことである」と大勢の面前で嘲笑したので、さすがの忠次も赤面してその場から退ぞきました。
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軍評定が終わってから、信長は家康を招き、忠次を呼ばせました。「さすが家康の片腕と頼まるるは尤もなり。諸人列座ゆえ、はばかっての態、夜討ちは敵が知ってはならないものなり」と信長は忠次にのべました。そして「忠次、その方が先手つかまつるべし」と命じ、「今夜は信長自ら向かいたいものを、あたら手柄を忠次からとられたり」と信長は戯れてのべ、検使として金森長近、青山新七郎、佐藤方秀、加藤市左衛門など、鉄砲500挺を添えて遣わしました。この時当座の褒美として信長は秘蔵の瓢箪抜忍轡を手ずから与えたといわれています(岩淵夜話・織田軍記・四戦記・本朝三国志)。忠次は家次とともに、家康からも加勢が遣わされ、その勢合わせて3千騎、5月20日の戌の刻に出発しました。忠次の鳶巣山奇襲作戦により長篠合戦に勝利に導きました。
その後、家康の命をうけて酒井忠次と奥平信晶が岐阜に行った時信長が厚く接待し「長篠の全勝は信晶が武略をもって猛敵を防ぎ堅固の籠城を続けたると忠次が鳶巣山夜討の計略に因ってなり」と、信晶と忠次に品が授けられました。その時の一つが織田家の家紋がはいった革陣羽織といわれております(武徳編年集成)。
この時の長篠合戦の陣立図や旗、その当座の褒美として信長から拝領した瓢箪抜忍轡、革陣羽織などが展示されております。
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by ChidoMuseum | 2014-06-19 18:32 | 博物館のとっておき | Comments(1)

山形デステネーションキャンペーン特別展「国宝太刀銘信房作と国宝太刀銘真光」、記念すべき特別展です。

6月14日から7月17日まで山形デステネーションキャンペーンを記念して当館では特別展「国宝太刀銘信房作と国宝太刀銘真光」を開催しております。当館でもなかなか一堂に展覧したことがない国宝・文化財など充実した豪華な展覧会となっています。是非皆様のご来館をお待ち申し上げております。
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 国宝太刀銘信房作&金梨子地葵紋散糸巻太刀拵・国宝太刀銘銘真光&金梨地糸巻太刀拵・重要文化財 短刀銘吉光(名物信濃藤四郎)・太刀銘光(鑿長光)・槍銘三条吉広(号瓶通し)・ 県指定文化財朱塗色々 威二枚胴具足・紺糸威二枚胴具足・重要文化財総覆輪三二間阿古陀形兜・革陣羽 織・黒塗軍配団扇・瓢 箪抜忍轡・交椅・長篠合戦使用旗・長篠合戦絵図2舗・ 県指定文化財正保庄内絵図・県文化財献軸最上川 谷地押切渡より柏沢迄絵図・
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写真の正保庄内絵図は、距離や地形の特徴などの情報が書き込まれ、波や山などの姿などうまく描いている458cm×218cmの正保年間(江戸時代1645~1647)の絵図
重要文化財「潮音堂」無準筆・県指定文化財「敬天愛人」西郷隆盛筆・「薔薇香処」副島種臣筆・
県文化財「思無邪」後水尾天皇御宸翰・「白衣観音図」狩野探幽筆・重要美術品荻生徂徠答問書・
県文化財致道館祭器・漢籍版木・県文化財絹本著色聖賢像・ 重要有形民俗文化財 「庄内のバンドリコレション」・同「庄内の木製酒器コレクション」、同「庄内の仕事着コ レクション」等
ごゆっくりご清鑑くださるようお願い申し上げます。
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by ChidoMuseum | 2014-06-14 17:19 | 博物館のとっておき | Comments(0)

ワークショップ新「顔とこころ~笑顔を墨と筆で描く」

 今「こころの森美術館 国際版画展6月12日まで当館で開催中です。
6月7日午後1時からワークショップ 新「顔とこころ~笑顔を墨と筆で描く」がおこなわれました。
2回目は15名が参加しました。
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幻 一先生から簡単な描き方をきいて、参加した方々が顔を描きます。
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「明」とか「笑」とか漢字1字の課題にみなさまが描く顔は、なかなかの力作で、それぞれ表情が違っていました。
皆様、ご自分の作品を見て、笑顔でお持ち帰りになりました。
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by ChidoMuseum | 2014-06-07 17:09 | 博物館のとっておき | Comments(0)