致道ブログ

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南洲翁遺訓序文について

来年、大河ドラマ「西郷どん」、戊辰戦争から150年とあって、西郷翁が注目を集めております。
酒井忠篤と旧庄内藩士が直接西郷翁から教えを聞き、編纂した南洲翁遺訓に、副島種臣の序文が掲げられております。

南洲翁遺訓の序文について「庄内賢士大夫某々」のところ、「士」でないのではと質問がありました。

副島原文の「士」が、当用漢字にある士とは違い、そう読めないかもしれませんが、周弼の書体(中国古典書体その他いろいろ)で士と書かれております。
あらゆる書体を駆使される、さすが書聖副島先生ですね。


南洲翁遺訓一巻、区々(くく)たる小冊子と雖(いえど)も

今の時に当り、故大将の威容(いよう)の𠑊(げん)と、

声音(せいいん)の洪(こう)とを

観(み)るに足(た)る有るもの、

独(ひと)り此篇(このへん)の存するに頼(よ)る。

噫(ああ)、西郷兄(けい)、何を以て蚤(はや)く死せるか。

茲書(このしょ)を著(あらわ)す者は誰ぞ、

庄内賢士大夫某々(しょうないけんしたいふぼうぼう)。

明治二十三年一月  副島種臣(そえじまたねおみ)

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この南洲翁が賊名が解かれ、東京・上野に銅像がたちますが、その銅像の発起人の一人として酒井忠篤が名をつらね、その建立費用全額の6分の1は荘内地域344名から寄付でした。しかし、形ばかりの顕彰では満足できず、西郷翁の思いを伝えようと南洲翁遺訓を編み、それを地元地域だけではなく、二人一組となって全国行脚、配布します。その誰に渡したか、メモ帳も下記写真のとおり残っております。

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銅像建立の協力といい、西郷翁肖像画の件といい、南洲翁遺訓の編集と配布といい、荘内先人たちの西郷翁敬慕は半端でなく、とことん徹底しております。


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by ChidoMuseum | 2017-12-20 18:02 | あれこれメディア情報 | Comments(2)

雛道具が山形県有形文化財に指定

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12 月5日山形県は文化財保護審議会から答申を受け、教育委員会の審議をうけて雛道具(致道博物館所蔵)を県有形文化財に指定する予定。他には建造物の富山馬頭観音堂、寒河江市の華蔵院所蔵の絹本著色地蔵十王像(絵画)。庄内藩第6代藩主酒井忠真に嫁入りした熊本藩細川家の密姫が実際に使用した調度品のミニチュア。制作は江戸時代中期で全てが黒漆に金蒔絵で酒井家と細川家の家紋が描かれている。1771年明和8年に記した覚書も伝わり美術工芸的、資料的価値がきわめて高いとの評価を受けた。正式決定後県文化財の総数は528件になる。

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by ChidoMuseum | 2017-12-06 16:38 | Comments(0)