「大泉叢誌」刊行ました。そして「親子で楽しむ庄内論語」も

 当館の刊行物のご案内です。
 当館所蔵の大泉叢誌139冊は、阪尾宗吾(1763~1851)、阪尾万年(1786~1863)、阪尾清風(1808~1845)の3代にわたる大著述で、「荘内の群書類従」と称されています。1937年「大泉叢誌」は庄内史刊行会から一部復刻刊行されましたが、今回刊行の「大泉叢誌」は巻10「大泉百談」、巻12「大泉事蹟考」、巻18「古跡尋書」、巻19「奥羽巡見記抄」、巻21、巻22「鶴ヶ岡昔雑談」、巻138「鶴岡所々沿革記」等を所載、そして年表早見表の付録がついています。寺社仏閣や黒川能由来はじめ事蹟など興味深い内容となっております。
この「大泉叢誌」は、限定150部、税込みで3,000円で頒布しております。
ご希望の方はお早めに当館までお申込みください。
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そして「親子で楽しむ庄内論語」が好評発売中です。
江戸時代庄内藩の学校である致道館では「論語」などの本を編集印刷(板に文字を刻んだ版木による手刷り印刷)して教科書として使いました。当時の児童は暗誦できるほど何度も素読しました。読み方は江戸時代の学校での読み方ですので、中学や高校で習う漢文の読み方と違うところもでてきます。例えば「曰(いわく)」は、孔子が述べたことだけは、敬って「のたまわく」と読みます。徂徠学をとりいれた庄内論語から一部をぬいてつくった本です。ご活用ください。
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by ChidoMuseum | 2013-06-25 12:21 | 博物館のとっておき