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珍らしや山をいで羽の初茄子

HPのトップ写真にでてくる茄子の形をした句碑は当館にある松尾芭蕉の句碑です。

「芭蕉の句碑」
珍らしや 山を いで羽の 初茄子(はつなすび)
松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の途時、鶴岡で詠んだ有名な句です。
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鶴岡の俳人長沢千翅(七郎兵衛・生没不詳)が享保年間に建てたと伝えられているこの句碑は、芭蕉の弟子、支考について学んだ廬元が、享保年間(1716~)鶴岡に来遊した時建てられた自然庵(鶴岡市本町3丁目鯉川酒造)の傍らにありました。
後に自然庵は芭蕉庵といいましたが、昭和54年老朽化で解体されたため、この句碑は湯田川温泉に移されました。
その後昭和60年5月当館に寄贈され、当館酒井氏庭園にあります。                                
芭蕉句碑の中、年代も古く貴重なものです。
他に、芭蕉ゆかりとして、
◎長山重行邸跡
 元禄2年(1689)6月10日(陽暦7月26日)松尾芭蕉は羽黒山を下り、鶴岡城下の庄内藩士 長山五郎右衛門重行の屋敷に三泊滞在。その日、芭蕉は、曽良・重行・呂丸と歌仙をまき、鶴岡の名産「民田なす」に目をとめて、「めづらしや山をいで羽の初茄子」と発句したといわれています。
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 長山邸は、元松文産業株式会社鶴岡工場(現鶴岡まちなかキネマ)近くにあり、北西端の長山小路と称される小道に面し、現在敷地の一角がポケットパークとなって、昭和44年建立の句碑があります。
◎芭蕉乗舟地跡
6月13日芭蕉は舟で赤川を下り、酒田に向かいました。大泉橋畔は、当時の船着き場であり、芭蕉乗舟の地という標柱がたてられています。
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◎出羽三山  

by ChidoMuseum | 2016-05-16 10:13 | 博物館のとっておき