2016年 12月 15日
所蔵コレクション展 近世の絵画と書蹟
服部南郭の書「佩蘭」、南郭は、荻生徂徠の高弟、太宰春台とともに知られています。
「佩蘭」はキク科の多年草フジバカマ、中国原産であるが、古くから日本に帰化している植物。
新田徳純の猫図。岩松新田家が描いた猫図のことを「新田猫図」と称します。18代温純、19代徳純、20代道純、21代俊純まで4代にわたって猫図を描いていました。岩松新田家は上野国新田郡下田嶋村の120石の大名、わずかな持高でしたが、徳川家と同じ祖先ということもあり、10万石の大名扱いを受けていました。暖かいかまどの横に腹ばいでリラックスする猫が描かれています・