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致道ブログ

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嗚呼、冨樫實先生、斎藤真成先生

○京都在住の彫刻家冨樫實先生が令和元年11月25日ご逝去されました。享年89歳。心からご冥福をお祈り申し上げます。奥様の命日の翌日11月6日に倒れられ、最期は睡るがごとくの旅立ち、故人の指示で近親者のみの葬儀も終え、弔意その他お心遣いは固くご辞退する旨、最後にお知らせが遅くなったことのお詫びと生前のご厚情の御礼が述べられた喪主直美様からのお知らせでした。
 冨樫先生の作品は当館にも収蔵されてあり、鶴岡市には市内各所や庄内空港や鶴岡インターにある「空にかける階段シリーズ」、開運橋、千歳橋などのデザイン市民に親しまれています。
1931年1月2日生れ、旧櫛引町出身、庄内農業高卒業、高村光雲野孫弟子佐久間白雲のもとで仏像彫刻を学び、鶴岡南高山添校に入り直し京都市立美術大(現京都市立芸術大学)を卒業、フランス政府給費留学として国立パリ美術学校で学びました。成安造形大学学部長を努め、京都府文化功労賞、京都美術文化賞、京都市文化功労者、紺綬褒章など受章されました。

○京都真正極楽寺真如堂第53世貫首、東洋院第30世住職の洋画家斎藤真成先生が令和元年11月19日ご逝去されました。享年102歳。
 母堂が鶴岡ということもあり、心のふるさと鶴岡を愛され、時々来鶴され小1時間で直ぐ帰えられた。作家田辺聖子さんの小説「すべってころんで」の舞台が鶴岡になったのは挿絵を描いた斎藤先生の推薦があったから、後に「カモカのおっさん」こと医師でご主人の川野純夫氏は鹿児島出身とで、田辺聖子先生が西郷隆盛を書きたい希望もあり、ご夫妻が来鶴、一夕楽しく歓談いたしました。田邉先生も同年6月旅たたれました。また俳優渥美国泰さんは真成先生の書を切望し、京都真如堂で一緒になって、その真如堂で藤沢周平記念展を東京・世田谷文学館でしていたので待ち合わせていったところ、「こんなに混んだのは文学館みたのは初めて」渥美さんがいわれるほど大盛況だったのを思い出します。渥美さんからコレクションをお借りして江戸の絵画を展示しました。こういうも真成先生のご縁でした。心からご三方のご冥福をお祈り申し上げます。
 龍谷大学仏教学科卒業、徴兵、後東陽院第30世住職、傍ら洋画を描く、京都教育大学助教授、そして昭和42年教授就任、平成11年真如堂第30世貫主に就任。京都府文化功労賞、龍谷賞、京都美術文化賞など受賞、当館には大橋コレクションなど44点が収蔵されています。
写真は川野・田辺先生ご夫妻を囲んで、於松ヶ岡本陣
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写真は斎藤真成先生と俳優渥美国泰さん、松ヶ岡のかすみ桜と桃畑で。
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by ChidoMuseum | 2020-02-07 18:28 | Comments(0)